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九相図のスキャット

オリジナル。死しても変わらぬ愛を注ぐ男の歌。昔の中国の詩人で蘇軾(蘇東坡)が『九相詩序』という詩を詠んだと言われている。



長い夜を 梟たちが連れ去って 僕は独り 君の寝顔を見つめてる 髪を梳かして 吻に紅さし 褥を蓮華で飾るけど 両手は組まれ 瞳は閉じて 無心な童女は答えない

長い夜を~:梟は夜行性の鳥。それが長い夜を連れていったということは、この場面は朝の情景ということ。
梳かして:「とかして」 櫛やブラシなどで髪の毛のもつれを取ること。
吻:「くち」 厳密にいえば「ふん」か「くちさき」と読み、この漢字には「口の先っぽ」という意味がある。
紅さし:女性が唇に紅を差すのは、もちろんオシャレの意味合いもあるが、他にも男性の気を引きたいというのがあるという。心理学によれば、人は赤という色に魅力を感じているという。
褥:「しとね」 敷布団や座布団といった、体の下に敷く物のこと。
蓮華:「れんげ」 蓮は仏教に限らず、様々な宗教で「清らかさ、純粋さ」の象徴として扱われている。もしかしたら、眠っている童女と男の関係は清らかなものだったのかもしれない。


暗い部屋に 白蠕はいつしか忍び寄り 僕は 今日も 君の言葉を捜してる お腹は脹れ 頬は真ん丸 浮き世の汚穢に孕むのか 氷を撒こう 薬を打とう 目醒めの調べが欲しいなら いつでも歌おう

白蠕:「はくじゅ」 蛆虫のこと。蠕という漢字には「クネクネ動く」という意味がある。
汚穢:「おわい」 両方とも「けがれ」と読む漢字を合わせたもので、「きたないもの、よごれ、けがれ」という意味。
薬:おそらく、ホルマリン液やバルサム液といった防腐剤であろう。


夜と 昼が 虚しく窓辺を過ぎ越して 僕は 夢に 君の笑顔と語ってる 髪は抜け落ち 眼球はこぼれ 柘榴の小鼻が振り返る おねだりしてた 緋いドレスは 髑髏になったら着せるから それまで歌おう

柘榴の小鼻:柘榴の実のように、血が滞った鼻が赤々しくなったという意味か、あるいは割れた柘榴のように鼻が割れて中身が見えてしまったのか……いずれにせよ心地良いものではない。
緋いドレス:緋色とはこんな色


~九相図のスキャット~ ~九相図のスキャット~ ~一番目は新死の相~ ~二番目は肪張相~ ~三番目は血塗の相~ ~四番目は肪乱相~ ~五番目は青瘀の相~ ~六番目は噉食相~ ~七番目は骨連相~ ~八番目は骨散相~ ~九番目は古墳の相~ ~九相図のスキャット~

九相図:仏教絵画で、屋外に放置した死体の腐乱経過を描いたもの。この図のモチーフやモデルは美女が用いられている。これは元々、修行僧たちの煩悩を断つ目的のために絵を描き始めたから。
スキャット:即興的に歌うこと。スキャットマン・ジョンとか由紀さおりなどが有名。
一番目は~:こちらのブログが参考になる。 
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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