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悪魔の手鞠歌

タイトルは横溝正史の長編小説から。名探偵・金田一耕助シリーズのひとつである。

兵庫県と岡山県の狭間にある鬼首村(オニコベ)では、村人が奇妙な死を遂げていた。たまたま鬼首村に訪れていた金田一耕助は事件に巻き込まれる。どうやらこの殺人は「鬼首村手鞠歌」という地元で歌い継がれる手毬歌に擬えているようであった。


「鬼首村手鞠歌」

うちの裏の前栽に雀が三羽とまって 一羽の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き わけても好きなが女でござる
女だれが良い升屋の娘 升屋器量よし蟒蛇娘 升で量って漏斗で飲んで
日なが一日酒びたり酒びたり それでも足りぬと返された

うちの裏の前栽に雀が三羽とまって 二番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き わけても好きなが女でござる
女だれが良い秤屋の娘 秤屋器量よし爪長娘 大判小判を秤に掛けて
日なし勘定に夜も更けて夜も更けて 寝る間も無いとて返された

うちの裏の前栽に雀が三羽とまって 三番目の雀が言う事にゃ言う事にゃ
おらが在所の陣屋の殿様 狩好き酒好き女好き わけても好きなが女でござる
女だれが良い錠前屋の娘 錠前屋器量よし小町でござる 小町娘の錠前が狂うた
錠前狂えば鍵合わぬ鍵合わぬ 鍵が合わぬと返された



オニコベ村の峠には 恨みつらみの晒し首 うちの陣屋の殿様の 乱心手打ちでございます

オニコベ村:兵庫県と岡山県の間にある寒村。小説では金田一耕助が一ヶ月ほど静養するために訪れ、「亀の湯」という温泉宿に泊まっていた。
晒し首:罪を犯した者の首を見せしめのため、目立つところに晒すこと。
陣屋:江戸時代、藩の行政を担っていた「藩庁」が置かれた屋敷のこと。
乱心:文字通り心が乱れ、狂うこと。
手打ち:武士が自らの手で他人を斬り殺すこと。 


桝屋の娘は漏斗で飲んで 糸屋の娘は針刺されて 庄屋の娘は毒盛られて 底なし沼に沈んでゆく

桝屋~:小説では由良家の屋号が桝屋で、娘の泰子の死体、その口には漏斗が刺さっていた。
糸屋:確か、小説には糸屋という屋号の家はなかったように思う。
庄屋:これだけは屋号ではない。小説には没落した庄屋の子孫で多々羅放庵という男が登場する。


オニコベ村の墓場には 髑髏の毬つく水子たち おりん婆さん髪乱し 口寄せするのでございます

おりん婆さん:小説には栗林りんという名のおばあさんが出てくる。彼女は多々羅放庵の5番目の妻。
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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