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針の山

Budgieのアルバム『Never Turn Your Back on a Friend』収録の「Breadfan」のカバー。歌詞は原曲とは別物で、和嶋によるもの。「Breadfan」をMetallicaの曲だと思っている人は結構多いが断じて違う。



一人見知らぬ畦道 行けども行けども 針の山 俺の汚れた臓腑を 死んでる予定の母親貪って

畦道:「あぜみち」 田んぼと田んぼの間に、水が漏れないようにと盛られた土のこと。あるいは、田んぼ横にある舗装されていない道。
針の山:刀山剣樹とか刀山火樹と呼ばれるもの、案外と具体的な記述が少ない。ズラリと並ぶ剣山のようなところの上を歩かされたり、あるいは鬼に投げ込まれたりする。もちろん地獄なので、痛みは感じるが死ぬことはない。
臓腑:心臓、肝臓、腎臓、膵臓、肺臓などを初めとする、いわゆる五臓六腑のこと。あるいは単純に臓器のこと。
死んでる予定:もう既に「あの世に行っていて、この世にはいるはずのない」ということのようである。


そして針の山から 血達磨 火達磨 俺は落ちていく 人を憎んだ数だけ 犬死に 猫死に 無駄死に 俺は死に

血達磨 火達磨:血で、あるいは火で体が真っ赤になり、さながら達磨のように見えること。
犬死に 猫死に 無駄死に:ここでは「○○死に」と韻を踏んでいるので「猫死に」という言葉はない。しかし、いずれもニュアンスとして「無意味な死」、「徒死」を意味しているので「猫死に」もそのような意味であろう。


誰か無限地獄から 助けて助けて 針の山 俺の奢れる舌を やっとこどっこい閻魔はひっこ抜き

無間地獄:「むけんじごく」とも。一番最下層にある地獄で、そこへ行くまで何千年もかかるといわれている。ここは、数ある他の地獄と比べて、別格の辛さを味わうという。
奢れる舌:「おごれるした」 贅沢に慣れきった舌のことか? 同じ読みの「驕れる」なら「思い上がった」とか「図に乗った」という意味があるので、もしかしたらこちらの意味かもしれない。つまり「奢れる舌を抜く」というのは、思い上がった事ばかりを口にする“俺”を閻魔が懲らしめたということ。
閻魔:「えんま」 冥界の王様で、死んだ人々が生前に犯した罪を裁く神様。古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』によれば、人類の始祖であるヤマという男が最初に死に、そしてそのまま冥界の王になったと言われる。この「ヤマ」が「エンマ」の語源と言われる。
やっとこどっこい:「やっと、なんとかして」 元々は四日市の方言であったらしい。


愛の言葉の数だけ 犬死に 猫死に 無駄死に 俺は死に


もっと光を求めて 戻れど戻れど 針の山 俺の震える額を 冥土の遣いの禿鷹啄ばんで

冥土:仏教用語。死者の霊魂が向かう場所。つまり、あの世。黄泉の国とも呼ばれる。
禿鷹:猛禽類のハゲタカ科の総称。ギリシア神話に出てくるティテュオスという巨人は、主神ゼウスの愛人に欲情し襲おうとした咎で、冥府にて罰を受けているとされる。その罰とは二頭の禿鷹によって肝臓を啄まれるというもの。


刺さる針の数だけ 犬死に 猫死に 無駄死に 俺は死に


ちなみに本家Budgie版と人間椅子版の違いは間奏の有無とソロ。

参考
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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