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桜の森の満開の下

タイトルは坂口安吾の同名小説から。また2ndアルバムのタイトルでもある。



桜のトンネル夜歩く旅人 ひたと止まって笑い叫び狂う 芋蟲の群れが月の明りに映ゆ 四方八方虫の音がさつく

旅人:坂口安吾の小説では、旅人の金品を奪う山賊が主人公。ということは、旅人は発狂したところを山賊に……
ひたと:漢字で書くと「直と」 それまで続いていたものが急に止まる様。
芋蟲:蝶や蛾の幼虫のこと。その名前の由来はサツマイモの葉っぱを主に食べることから。
四方八方:あらゆる方向から、という意味。四方とは東西南北、八方とはこれに北東、北西、南東、南西を加えたもの。
がさつく:ガサガサと音を立てること。


竹の林に転がる子供の首 五尺五寸の大蜘蛛の眼が光る 腹の模様が織りなす曼荼羅の絵 桜の森の満開の下で

子供の首:小説では、山賊と共に生活していた女の趣味が人間の首集めであった、これは子供のものに限らず、老若男女の首を集めるという悪趣味なものであった。
五尺五寸:一尺は30.3㎝、一寸は3.03㎝。つまり五尺五寸は1.67m弱、成人男性の平均身長(1.70m前後)よりも、やや小さいぐらい。なんと大きな蜘蛛なんだ!
曼荼羅:「まんだら」 これは音訳(インドのサンスクリット語などで書かれた原典を訳した中国人が、意味ではなく発音が似ている漢字を当てはめたもの)で、つまり当て字。マンダは「本質、神髄」を意味し、ラは「~を持つもの」という意味。仏教における真理が描かれている絵のことで、主に密教で好まれるもの。


蛇も蜥蜴も住めぬ蟲の巣窟 どんより光る夜光苔の瞬き

蛇や蜥蜴も~:蛇や蜥蜴は虫を糧として生きている。彼らが住めないということは、虫が全くいないのか、食べても有害な虫ばかりが住んでいるのか、あるいは、どこから手を付ければ分からないほど、虫がギッシリいるのか、そのどれかであろう。
どんより:本来ならば、雲などの様子を形容する際に使う言葉。感覚としては、鈍く光っているという感じか。
夜光苔:おそらくヒカリゴケのこと。ちなみにヒカリゴケは自ら発光しているのではなく、洞窟などに漏れ入った僅かな光を反射している。そのため、ヒカリゴケのもつ葉緑体のせいで、反射された光がエメラルド色である。


沼に潜むは蛭や海星や鯰 水の上には硫黄の煙が立つ 岸に積まれた無数の人の骨 風に崩れて沼の泥へと化す

沼に潜むは~:沼に海星や鯰が棲みつくことはないが、おそらくこの沼は、普通の沼ではなく、多くの死体が崩れて出来上がった得体の知れない液体なのかもしれない。いずれにせよ、おぞましい。
硫黄:元素記号はS。温泉などに含まれる成分で、よく「卵が腐ったような臭い」と喩えられる。
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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