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オズフェスと人間椅子と

人間椅子がオズフェスで好評だったらしい。"らしい"というのは、私がオズフェスに参加せず、Twitterなどでの反応を見て判断したに過ぎないからだが、いずれにせよ、自分の好きなバンドが評価されるというのは、当事者ではないのに喜ばしく感じる。

さて、今回ふと考えていたことがある。それは人間椅子のファンはどういう層に分かれているのかということ。そうして色々と考えているうちに、3つに大別できるのではないか、という結論に達した。

1、海外バンドの代替として

2、サブカルが好きだったから

3、文学が好きだったから

1は語弊がある表現かもしれないが、他に良い表現が思いつかなかった。もちろん、断じてネガティブな意味で用いていない。要はロックンロールのサウンドで、理解できる歌詞の曲が聞きたいという欲求を人間椅子が満たしてくれているということが言いたいのである。
海外にはブラック・サバスやキング・クリムゾンのように素晴らしいバンドがゴロゴロ存在する。サウンドが素晴らしいのは当然だが、同時に歌詞も素晴らしい。私は訳詞などを読んでみて「良いこと言ってんなぁ!」と偉そうに思うことがよくある。とはいえ、毎回歌詞カードなどを見ながら歌詞の意味を味わえるわけではないので、メロディばかりを聴いて、歌詞はよく分からないという状況が多い。ということは、この状況というのは厳密にいえば、音楽をまるごと味わえていないわけである。そこで思うのが「だれか、日本語でロックやってくんないかなぁ」という願いで、人間椅子はまさにそういう欲求を満たしてくれるバンドであった。

しかも、人間椅子が支持する、あるいは影響を受けているバンドは本場イギリスやアメリカでは絶大な人気があるのだが、日本ではイマイチということがよくある。そういうニッチなバンドを応援する、日本のファンにとって人間椅子は、まさにありがたい存在。「そうそう、こういうサウンドを奏でる国産バンドを待っていた」なんていう人が、人間椅子のファンになるのは当然……というわけである。


2は説明不要な気もするが、簡単にいえば「誰も聞いていない」ということに価値を見出したファンである。人間椅子は卓越した技術を持っているのに、売れていない。じゃあ、大したことがないバンドなのか? いやいや、それは違う。断じて違う。一度でも人間椅子のコピーをしたことがある人なら分かるが、ライブ映像などを見る限り、彼らが簡単そうにやっていることが、実際にやってみるとかなり難しい。自称リズム感のないベーシストこと鈴木研一のパートだって、やってみると複雑である。つまり、彼が「オレはリズム感がないんだよ」って言っているのは、彼の謙遜か、あるいは相当高度なレベルでの話であることが分かる。

かなり横柄な言い方だが、サブカル好きの人間というのは「人は評価してないけど、オレは凄いと思うぜ」というスタンスで生きていると思う。そういう人たちの目には、人間椅子がどう映るか。「過小評価されている凄いバンド」と見え、当然、応援したくなる。

また、サブカル路線から人間椅子のファンが増える要因として、大槻ケンヂが挙げられる。彼が「NHKへようこそ」や「絶望先生」といったアニメで音楽を担当し、それでファンになった人たちが、芋づる式に人間椅子のファンになるといことが多い。


3は絶対数が少ない要因であろう。だが、私自身がこの理由で人間椅子のファンになったので、ぜひとも書いておきたい。人間椅子というバンドは(本人たちは嫌がっているらしいが)「文芸ロック」という括りというか、扱いを受けてきた。つまり、音楽性もさることながら、歌詞に並々ならぬ力が注がれている、稀有なバンドであるといえる。安直な恋愛ソングは書かないし、作詞した本人たちが意図しているかどうかは不明だが歌詞に含みがあるものが多い。他のJ-POPにはない、魅力である。好いた腫れたという、薄っぺらい歌詞にウンザリしていた人にはうってつけであろう。

また、彼らは江戸川乱歩の大ファンである。実は、私も江戸川乱歩が好きで、いろいろと調べていくうち、バンド・人間椅子にたどり着いた。その当時「乱歩のことを歌ったバンドなんていたのか!」と心底驚いたし、仲間を見つけたような気がして嬉しくなった。きっと、私と同じように、かつては文学少年・少女と呼ばれ、本の虫だった人が、人間椅子の歌詞を知ってハマったということがあると思う。


というわけで、このブログにしては珍しく長文の記事になった。まあ、ざっくりといえば「人間椅子、オズフェスうまくいって良かったね!」ってことが言いたかった。え、全然関係ないって? いやいや、もしかしたら、オズフェスをきっかけに、ファン層が拡大するかもしれないのだから、応援しないとね!
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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