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桜下音頭

「無限の住人」の作者・沙村広明が作詞と作曲を行った作品で浪曲風に仕上がっています。 ちなみに、共作として和嶋の名前がありますが、おそらくソロの部分を担当したのではないかと思います。



春の都にゃ 今日も今日とて 紅い仇花咲き乱れ 下に往く者仰ぎ嗅ぎては 世は泡沫の詠をよむ

春の都:おそらく江戸、現在の東京のこと
仇花:実を結ぶことなく散ってしまう花のこと。 おそらく、ここでは、何も残せず消えていく人々のこと。
泡沫:「うたかた」あるいは「ほうまつ」とも。 水面にあらわれてはすぐに消える泡のように儚い様子のこと


鼠小僧の引く手あまねく 浮世騒がす相死にの 見ろや隅田を流れゆくのは 庄屋の彦一でねえか

鼠小僧:文化文政期の江戸に活躍した盗人で、お金を手に入れても慎ましやかな生活を送っていたので、人々に還元していたのではないかと思われ、義賊として称えられていたが、実際は酒と女で使い果たしたのだとか。
浮世:かつて平安時代では「辛いこの世」を意味したが、現在では俗世間とか世の中とかいう意味で、あまりネガティブなイメージはない。
隅田:隅田川。 江戸(東京)を流れる、荒川から分岐した川。 かつては角田川とか墨田川と呼ばれていた。
庄屋の彦一:昔話(主にとんち話)によく出てくる彦一か、あるいは何の関係もない彦一か、特定するのは難しいです。


人目憚かる想い人らは 花へ誓いぞ云い刻む 咲けよ桜よ我らを糧に されば輪廻も影を成す

人目憚かる想い人ら:顔が差すと問題がある、つまり内緒で付き合っている恋人たちのこと。
輪廻:インド哲学を祖とする考え方で、何度も転生するということ。 その過程で人間になることもあれば、動物になることもある。 仏教ではこの輪廻を苦と捉え、ここから抜け出すこと、つまり解脱を目的としている。


人を生きるに 寄辺無きもの 世間はそれを 夢と呼ぶ


流れ流され堕ちゆく先は ここは三途の河向う 生まれは御江戸育ちは浪速 死ぬのは蝦夷でございます

三途の河:その由来には諸説あるもので、代表的なものの一つは、罪の軽重によって川を渡る方法が三つに分かれていたというもので善人は橋、軽い悪人は浅瀬、悪人は深瀬を歩くというもの。 もう一つは仏教には三悪道(三悪趣)という考えがあって、地獄、餓鬼、畜生の三つのことを三途ということから。 いずれにせよ、善人悪人関係なく川を渡る手段が船となってしまった。
生まれは~:今の地名でいえば「東京で生まれて、大阪で育ち、東北で死ぬ」ということなんだけど、半端でない移動距離です。 旅商人や旅芸人、あるいは渡世人の類なのでしょうか。


小指結べど逝くは一人で 連れは長者の二番嫁 蟹につつかれ烏に踏まれ これも愛では浮かばれぬ

小指結べ:おそらく「一生添い遂げる」ということを約束したのだけど、実際に死ぬとなると人は一人で死ぬってことでしょうか。
二番嫁:日本は一夫多妻制ではないので、おそらく妾とか愛人の類かと。


人を憎んで 止処無きもの 世間はそれを 愛と呼ぶ


庭を醜めし黒猫来りて 己が身上語るには されも恨めし 殺さでおこうか 俺の前世の恋女房
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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