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山椒魚

曲名は井伏鱒二の同名小説から。 穴の中にいる間に大きくなってしまい出られなくなってしまった山椒魚のお話。



穴倉から首だけ覗かせて お天道様仰いで嚏する 泥の水が尾っぽを浸すまま 苔の生した牢屋に日が暮れる

穴倉:地下に穴を掘ってつくった空間、山椒魚の住居。
嚔する:「くさめする」 くしゃみのことです。
牢屋:確か、山椒魚は4年以上岩屋の中に居たように思います。


のたりのたのた 山椒魚 のそりのそのそ 山椒魚

山椒魚:両生類の生き物で、一部の種類に山椒の香りがするものがいることからそう呼ばれるようになった。


咎人らが赦しを求むように 彼も自由望まぬわけじゃない 屈託だけお腹に溜まるまま 黴の巣食う岩屋の夜は更ける

咎人:罪人と同じ意味。 咎には「過ち」や「責められるべき行為」という意味がある。
赦し:「ゆるし」には「許し」、「赦し」、「聴し」とあって、基本的には「許し」が一番広い意味をカバーしていて使いやすい。 「赦し」は罪を咎め立てしないことや、義務とか負担を免除したりする際に用いる。 ちなみに「聴し」は人の申し出を聴いてそのとおりにしてやること。
屈託:一つのことが気にかかって、クヨクヨしている様。
黴:「カビ」 菌糸や菌類の集まりのこと。


見ろよ 小蝦たちの舞踏 聞けよ 蛙どもの合唱 美しすぎる 優しい自然 手の届かない 悲しい景色

小蝦「えび」には「海老」、「蛯」、そして「蝦」があるけども、「海老」と「蛯」は大型のものを指し、「蝦」は小型のものを指すのだとか。 英語でいうシュリンプとロブスターの関係みたいな感じ。 井伏鱒二の小説では岩屋を出たり入ったりしているのを見て、山椒魚が羨ましがる。
舞踏:ここでは「ダンス」
蛙ども:井伏鱒二の小説では岩屋に迷い込んだ蛙を山椒魚が出られないようにと閉じ込める。 小説の終わりは井伏自身によって削除されたが、かつては和解する結末が用意されていた。
合唱:ここでは「ハーモニー」 英語で合唱は、ハーモニーよりもコーラスのような気がするけども。


見ろよ 魚たちの接吻 聞けよ 羽虫どもの輪舞曲 眩いばかり 絶えざる息吹 辿り着けない 遥かな大地

接吻:ここでは「キス」
羽虫ども:水辺などによくいる虫で、大量発生すると厄介。
輪舞曲:ここでは「ロンド」 例えばある旋律をAとして、それが別の旋律を挟みながら繰り返し演奏されること形式のこと。 ABACAとかABABAとか。

知らぬが仏この世は姦しい 深い闇に目を閉じ独りごつ 春夏秋と化粧の移るまま 鼠色の獄屋に日は落ちる

姦しい:うるさいこと。 語源は「女が三人よればうるさい」ということから。
独りごつ:独り言の動詞化、「独り言つ」とも。 
獄屋:牢屋や監獄のこと。 


涙を拭えや 朝に笑えや 夕べに歌えや お前は生を受けたものだから
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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