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痴人の愛

曲名は谷崎潤一郎の同名小説から。



夜の帳が胡乱に垂れる頃 笑止道化は仮面を脱ぎ捨てる 背徳の時 隠匿の罪 橋桁の下 刹那の夢を見る 嘘の言葉も妄りに そして始まる 痴人の愛

夜の帳:夜のことを舞台などで使われる帳に喩えられている。
胡乱:正体が怪しいこと、疑わしいこと。 あるいは、はっきりしていないこと。 恐らく夕方から夜になろうとしている瞬間のことを表現しているのだと思われる。
笑止道化:「笑止」はおかしいこと、馬鹿馬鹿しいこと。 「道化」はおどけて見せる人のこと、道化師といえばピエロ。 おそらく、普段はおどけておちゃらけているけども、夜になるとその仮面を脱ぎ捨て真面目な、真の自分に戻る、とかいう意味かな。
隠匿:人目に触れないように隠すこと。 人や物を隠すことが隠匿、真相を隠すのは隠蔽。 
橋桁:橋は、橋脚の上に橋桁を乗せ、そしてその上に橋板を乗せるという構造なのだそうです。
刹那:ほんの一瞬、僅かな時間のこと。
妄りに:分別なく使うこと。
痴人の愛:谷崎潤一郎の小説で、年端も行かない娘を自分通りに、自分好みの女性に育て上げようと腐心するが、結局はその女性の手のひらで転がされていた男の話。 


街の焔に彷徨う人の群れ 我身孤独の愉悦に震わせる 喧騒の奥 頽廃の隅 隧道の中 秘密の部屋が待つ 夜の化粧も淫らに やがて始まる 痴人の愛

焔:本当は「焰」と書く。 意味は炎。
愉悦:心の底から愉快に思うこと、喜ばしく思うこと。
喧騒:人や物音がうるさい様、その様子。
頽廃:ここでは衰え、荒れ果てた場所という意味か、不健全な場所という意味のどちらか。 いずれにせよ、あまり良い意味では使われない言葉。
隧道:トンネルのこと。
淫らに:性に関して不真面目でだらしない様子。


あなたの前を私が吹き抜ける 私の指をあなたが擦り抜ける 一陣の風 一握の砂 混じることなく虚空へ消えて行く

一握の砂:石川啄木の詩集の題名としても有名。
虚空:何もない空間。 仏教用語では、全ての物の存在する場所としての空間を意味する


絹の褥も痴かに 果てぬ愛撫が始まる 悪の薫りも仄かに 果ても終わらぬ 痴人の愛

痴かに:「おろかに」 「痴れる(しれる)」とも。 実は「愚か」と意味は変わらないけど、恐らく「淫ら」というニュアンスを含ませて使っていると思う。
愛撫:なでさすって慈しむこと。 愛情表現の一つ。


愛しても愛しても 足りない 求めても求めても 虚しい 触れるほど触れるほど 冷たい 抱くほど抱くほど 哀しい
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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