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春の海

タイトルは、与謝蕪村の有名な俳句「春の海 終日のたり のたり哉」か、お正月になれば必ず耳にする箏曲のどちらかから。あるいは、その両方から。



潮騒に 誘われて 雲のまにまに 風船フワリ うららかな 春の海 ひろやかな 春の海の

潮騒:「しおさい」 潮が満ちるときに波が発する音のこと。三島由紀夫の小説としてもよく知られている。
雲のまにまに:「まにま」とは流れや成り行きに身を任せること。したがって「雲のまにま」とは、雲行きに任せて動く様、あるいは風に身を任せる様。
うららかな:「麗かな」と書く。意味はのどか、おっとりとした様。


砂浜に まどろんで 蟹と戯れる 雛流しユラリ のどやかな 春の海 ひそやかな 春の海

まどろんで:漢字では「微睡んで」と書く。意味は「ちょっと眠る、仮眠する」だが、ただ単に「眠ること」を意味することもある。
雛流し:「ひなながし」 流し雛とも呼ばれる行事。雛祭りの元になったとも言われるもので、人形に触れ自らの穢れを移し、それを川に流して御祓いするというもの。
のどやかな:漢字では「長閑やかな」と書く。意味は「麗か」と似ていて「のどかな、ゆっくりとした様のこと」をいう。
ひそやかな:漢字で「密やかな」と書くことからわかるように「人に知られずに、内緒ですること」をいうのだが、元々の意味は「ひっそりとしていて、物静かな様」のことをいうので、そうした意味合いで用いられていると思われる。


空と海が契る 水平線の閨 海の子は夢見る 蜃気楼の幕屋 乳色に滴る 春霞の帳

契る:固く約束すること、転じて男女関係では一線を超えたことを暗に云う。
閨:「ねや」 「寝屋」とも。寝室のこと。
蜃気楼:「しんきろう」 密度の異なる大気の中で光が屈折し、地上のものが浮かんで見えたり、あるいは逆さまに見える状態のこと。英語では「ミラージュ」。ちなみに、鈴木の愛用しているベースの名前も「グレコ・ミラージュ」という。
幕屋:「まくや」 移動式の神殿のこと。今でいうところのテントである。
乳色:乳の色。乳白色とも。こんな色
春霞の帳:「はるがすみのとばり」 空に春霞がかかって、風景を覆っている様。つまり視界がやや遮られている。


沖つ波に声は幽けく 異人船に時を教える まるで吾が子起こさぬように

沖つ波:「おきつなみ」 沖に立つ波のこと。また「競ふ」 「頻く」 「高し」 「立つ」 「撓む」を導く枕詞でもある。
幽けく:「かそけく」 「幽けく」とは音や光などが薄れていく様で「かすかに」とか「わずかに」という意味。おそらく波の音によって、人の声が聞こえなくなってしまっている。


天つ風の唄は遥けく 呼子鳥と楽を奏でる まるで夢の続きのように

天つ風:大空に吹く風のこと。
呼子鳥:「よぶこどり」 古今伝授の三鳥の一つ(ちなみに他の二鳥は百千鳥と稲負鳥)で、一般的にカッコウのことを指していると言われているが、他にもウグイス・ホトトギス・ツツドリという意見もあって、明確ではない。また、春の季語でもある。


うららかな 春の海 ひそやかな 春の海
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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