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幽霊列車

タイトルは赤川次郎の同名小説から。



汽車は走る霧の町を 浮世の山のトンネル抜けて ほろほろ鳥が汽笛を鳴らす 悲しさの意味教えてくれる町へ

汽車:蒸気機関車のこと。鉄っちゃんと呼ばれる鉄道ファンたちは「汽車」とは呼ばず、「蒸気機関車」あるいは「SL」と呼ぶという。汽車がトンネルを過ぎると、窓のわずかな隙間から入ってきた煤により乗客の顔が黒ずんだという。
霧の町:歌詞で登場する町はおそらく実在しないが、実在の「霧の都」といえばロンドンや、歌にもなったサンフランシスコが有名。あるいは赤川次郎の小説のように、温泉街なのかもしれない。
浮世:かつて、平安時代では「辛いこの世」を意味したが、現在では俗世間とか世の中とかいう意味で使われている。
ほろほろ鳥:「ホロ、ホロ」と鳴くことからそのように名付けられた鳥。食用にもなるそうで、フランス料理では高級食材として扱われている。ちなみに鉄道関係では、山梨県の大月駅にて、日本で唯一ほろほろ鳥を使用した駅弁「ほろほろランチ」が販売されている。


汽車は走る黄泉の国へ 三途の川の懸け橋越えて 河原の鬼が切符をもぎる 愛を失くした人の眠れる国へ

黄泉の国:黄泉とは元々中国から来た言葉、概念。中国では「こうせん」と音読みし、日本と同じ「地下にあるという死者の世界」を意味する。なぜ日本では「こうせん」を「よみ」と読むようになったのか、これについては諸説あって「夢の国」が転じたとか「闇の国」が転じたというのがある。
三途の川:この由来にも諸説ある。代表的なものに「罪の軽重によって川を渡る方法が三つに分かれていた」というものがある。これによれば「善人は橋」 「軽い悪人は浅瀬」 「悪人は深瀬を歩く」と分かれているという。他にも、仏教の三悪道(三悪趣)における考え(「地獄」 「餓鬼」 「畜生」以上三つを三途と呼ぶというもの)に基づくものがある。


幽霊列車がもうすぐ 誰そ彼の駅に着くから 懐かしの人を訪ねに行こうよ 幽霊列車がもうじき 彼は誰の駅を発つから 忘れじの人を捜しに行こうよ

誰そ彼:「たそがれ」 言葉の由来は、夕方になると「誰そ、彼は(あそこに立っている彼は、誰だ? よくわからない)」という具合に、人の顔が判別つき辛くなったことから。または「黄昏」とも。逢魔時も同じ意味で使われることもある。
彼は誰:基本的には「誰そ彼」と同じで、辺りが暗い為人の顔の分別がつかないことをいう。「誰そ彼」との違いは「誰そ彼」が夕方の出来事であったのに対し、「彼は誰」は夜明け前や朝の出来事である。


汽車は走る夢の中を いっぱい貨車に思い出詰めて 宵待ち草が発車を告げる 過去と未来の葛折りなす場所へ

貨車:貨物列車のこと。かつては小荷物や郵便物なども列車で運んでいたが、今では廃れてしまった。全盛期に比べる運行量劇的に減り、私鉄においては、もはや貨物列車を運行していない。
宵待ち草:夜叉ヶ池でも書いたように「宵待ち草」というものはない。本来は「待つ宵草」が正しく、竹下夢二の誤記が浸透してしまった。
葛折り:「つづらおり」 ジグザグ道、あるいは地図の折り方を表す際に用いられる言葉。
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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