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手直し等はまた後で

人間椅子の新譜「萬燈籠」を皆さん聴いてますか? 私は、もう、耳から血が出るほど聴いてるんですが、いいですね、良い曲ばっかりです。
さて、最近のアルバムには必ず一曲、セリフが主な曲が収録されています。ざっくりといえば、まるで筋肉少女帯とかSound Horizonを髣髴とさせる曲です。

で、今回のアルバムのセリフ曲は「十三世紀の花嫁」です。
解説とかはまた、あとでしますので、とりあえず、聞きとった歌詞を。




優しさが街角で売られている 大量生産されたサンダルと並んで

ケバケバしいお為ごかしにくるまれ 上品そうな顔をして棚を埋めている

13世紀の結婚式のあの日 花嫁の頬には質朴さと羞じらいだけがあった

手弱女の方程式は無限に祝福を繰り返し 宙を舞うブーケには無償の愛が込められていた

幸せってのは手に入れるもんじゃない 小賢しさを捨てて初めて人は優しくなれるんじゃないのか


ルルル 心に灯を ルルル 面に微笑みを ああ なぜに 人は 迷う


キリストを芸術家だと言ったある絵描き 貧しさの背後に見たものは運命のきらめきだった

家畜小屋の穴塞ぎに使われたその絵は 画廊で朽ちるより人の役に立つことを選んだ

五人しか読者を持たなかった狂える哲学者 誰よりも絢爛な夢を紡いだ盲目の詩人

栄光を何かの代償と呼ぶのは容易い 賞賛の道は追う者に遠ざかるものだからだ

愛ってのは蓄えるもんじゃない 何もかも失ってそれでも人に捧げられるのが愛じゃないのか


百万遍の 悔恨の涙 慟哭の果て 清浄の地平 誰もが無明で 誰もが光明

千万遍の 妄執の焔 恩讐の果て 寂滅の世界 全てが自由で 全てが豊饒


束の間の休暇が待ち望まれ費消されていく 天然の美と人口の楽園への逃避行

自分を探すためにあるいは慰めのために だが偉大な教師は心の中にのみ眠るだろう

灯台のサイレンは今も警告を発している 荒くれた海を漂う木の葉に向かって

木の葉こそ大木の投影に他ならないことを 泡立つ世界は木の葉の幻影に過ぎないことを

頽廃ってのは放埒を言うんじゃない 人生を預けた時から自ずと人は没落していくんじゃないのか


心に灯 面に微笑み 心に灯 面に微笑み



今回、聞き取りに自信がない歌詞は「栄光を何かの代償と呼ぶのは容易い」と「だが偉大な教師は心の中にのみ眠るだろう」です。
他は、多分あっている思います。
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テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

今昔聖

アルバム全体にいえることなんですが、この「今昔聖」も東北の大震災の影響を大いに受けているように思えます……もしかしたら、私の考えすぎかもしれませんが。



今は昔の荒れ野で聖は泣いている 聴く人もない祈りをひたすら誦んでいる

今は昔:「今では昔のこととなってしまったが」という意味。「竹取物語」の冒頭「今は昔、竹取の翁という者ありけり」というのがあります。
聖:「ひじり」、回遊僧のこと。諸国を渡り歩いて仏教を説いている僧侶。
誦んでいる:「よんでいる」と読むけど、他に読みが似ている漢字が多いためか「誦する(しょうする)」と読むことの方が多いように思います。


暗闇で眠り続ける皆様方よ 光明を怖がらないで目を開くのじゃ


進め 進め 雄牛のように進め 進め 進め 血反吐はいても進め 闇の向こうで神は待つ

血反吐:血が混じったヘドのこと。ヘドというのは吐瀉物、つまり一度口に入れたものを吐き出すこと。


無明の風が吹く度 聖はやってくる 誰でも行ける菩提をひねもす説いている

無明:無明とは仏教用語で「迷い」のこと。
菩提:智慧、すなわち真理を悟った状態のこと、涅槃と同義。


苦しみ見ないふりする皆々様よ 安らぎは試練からしか学べないのじゃ


笑え 笑え 雄獅子のように笑え 笑え 笑え 打たれようとも笑え どこに行こうと神はいる


暗夜の果てから朝日が昇る 荒野をあまねく仏が照らす


運命に任せたままの皆様たちよ 幸福は誰も運んで来はしないのじゃ


走れ 走れ 駿馬のように走れ 走れ 走れ 道がなくとも走れ 神も仏も胸のうち

駿馬:足が速く、優秀な馬のこと。


進め 進め 進め 進め

テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

地獄のロックバンド

疾走感あふれる曲で、三分未満なので人間椅子の中ではわりと短めの作品ですよね。



ギターは鎌 亡者の呵責の刻み ベースは斧 頭蓋を非情の破壊 ドラムは鎚 残滓を狂気の乱打 歌は裁く稲妻 冷徹の火 断罪

ギターは鎌:鎌の形をしたギターというのを見たことがありませんが、ゲームとかアニメとかなら、探したら鎌ギターってありそうですね。
亡者:死者のこと。
呵責:「かしゃく」 厳しく咎めること、責めること。
ベースは斧:キッスのベーシスト・ジーンシモンズは斧ベースを使ってましたね。
頭蓋:頭蓋骨を破壊するためには18kN(キロニュートン)必要だそうです(ちゃんとしたソースではないですが)、18kNは18kgの重量を毎秒1mで落下させたときにかかる力だそうです。
ドラムは鎚:鎚(つち)はたとえば釘を打ちつけるための道具・金鎚とかハンマーのこと。
残滓:「ざんし」または「ざんさい」とも。読んで字のごとく、残りカスのこと。
断罪:罪を裁くこと。そういえば筋肉少女帯のアルバムに「断罪!断罪!また断罪!!」というのがありましたね。


地獄のロックバンド 冥界のロックバンド

地獄のロックバンド:KISSのアルバムの邦題って「地獄の回想」とか「地獄のロックファイアー」といった感じで「地獄の~」という題名が多いですよね。
冥界:死後に向かう世界のこと。あの世のこと。黄泉とか彼岸とかいろいろ宗教によって呼び方がある。


ギターは鎌 ざく切り 悲痛の叫び ベースは斧 ぶつ切り 苦痛の唸り ドラムは鎚 こま切れ 恨みの呻き 歌は責める稲妻 逆鱗の火 雷鳴

逆鱗:想像上の生き物、龍の顎の下に生えている鱗のこと。これだけが他の鱗と違って逆向きに生えている。ここを触ると機嫌が悪くなるということから「逆鱗に触れる」という慣用句が生まれた。転じて、話題として触れると相手の怒りを買うもののこと。


悲しめ 怯えろ 苦しめ 悶えろ 吹け吹け 火の風 降れ降れ 血の雨


ギターは鎌 狡猾 いびる死神 ベースは斧 残忍 なぶる青鬼 ドラムは鎚 強暴 がぶる赤鬼 歌は襲う稲妻 業火の海 灰燼

狡猾:ずる賢いこと、悪賢いこと。
いびる:もともと「炙る」とか「燻る」という言葉から来ているらしく、転じてジワジワと人をいじめること。
なぶる:漢字では「嬲る」あるいは「嫐る」と書く。意味は面白がって人をいじめること。
強暴:「きょうぼう」、強くて荒々しいさま。あるいは暴力的なさま。
がぶる:激しい波によって船が揺れること。あるいは相撲のとき、相手引き寄せ、上下に揺さぶりながら土俵際へと追いやること。いずれにせよ、相手を揺らすことかと思われます。
業火:激しい炎のこと。
灰燼:燃えた後に残った灰や燃え殻のこと。


地獄のロックバンド いびるギター なぶるベース がぶるドラム 冥界のロックバンド

テーマ : 人間椅子
ジャンル : 音楽

愚者の楽園

現代社会への痛烈な批判。



何も持たないことって きっと素敵なことさ 家や車や財産 たぶん愛もそうだろう

何も持たないこと~:仏教では執着(しゅうじゃく)という言葉があって、意味は物事に固執して囚われてしまうこと。修行を邪魔するもので、これを取り除かねばならないと考えている。


金の亡者たちなら ここにうじゃうじゃいるぜ いつも損しちゃいないかと 人を呪ってばかり

金の亡者:亡者(もうじゃ)とは仏教用語で死者、とりわけ成仏できずに彷徨っている者のことをいう。そして、金の亡者とは金に取り付かれた人々のこと。


持てば持った分だけカルマが増える そうさ 騙し合い 憎み合い まるで地獄じゃないか

カルマ:仏教用語で「業」とも呼ばれる。行為という意味で、仏教では悪業(例えば殺生、悪口、貪欲)から離れ善業を努めなければならない。


愚者の楽園はきっとくる 貧者の花園はやがて来る ハレルヤ

愚者の楽園:楽園とは本来「パラダイス」の意味で、苦しみもなく、仕合せな生活が送れる場所を指す。でも、ここではポジティブな意味よりもむしろ「愚か者たちの掃き溜め」のようなネガティブな意味だと思われます。
貧者の花園:愚者の楽園と同様「貧しい者たちの掃き溜め」といったネガティブな意味かと。
ハレルヤ:ギリシャ語由来の言葉で「主を褒め讃えよ」という意味。 ラテン語ではHallelujahと表記するが、Hは発音しないことがままあって、「ハレルヤ」ではなく「アレルヤ( Allelujah)」と発音することが多いのだとか。

すべて捨てちまえれば もっと楽しいはずさ 夢を見ている赤子 眠る老人のように


針の目処を らくだが通り抜けるっていうぜ 欲に眩んでいたら それも見えないだろが

針の目処を~:新約聖書の「マルコによる福音書」にはイエスが弟子たちに対して「金持ちが神の国に入るよりも、駱駝が針の穴を通る方がまだ易しい」と言っている。これは律法主義を痛烈に批判している。つまり、律法が順守できるほど経済的ゆとりがある人のほうが神は喜ばれるという考えは間違いというもの。


欲しい欲しいでくたばり 輪廻一つ増える そうさ 逃げられず どこも行けず まるで奴隷じゃないか

輪廻:インド哲学を祖とする考え方で、何度も転生するということ。 その過程で人間になることもあれば、動物になることもある。 仏教ではこの輪廻を苦と捉え、ここから抜け出すこと、つまり解脱を目的としている。


心だけが知っている 心だけが覚えている 永遠へと至る道 苦しみのない 日の沈まない ニルヴァーナ

ニルヴァーナ:悟り。これを音写したもの(つまり、サンスクリット語を似ている音の感じで当てはめること)が「涅槃」と書く、また“ニルヴァーナ”の字義は「吹き消すこと」から、煩悩の火を吹き消した状態を表すという。


ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ ハレルヤ

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地底への逃亡

Hawkwindが来日する(結局頓挫したけど)喜びで作り上げた曲だそうです。地底なのに宇宙シリーズっぽい曲です。



この世の終わりに地の底への扉が開く 有史の前から隠されたる神秘の岩戸

有史:文字が成立し、歴史資料が残るようになってからを有史時代といい、研究上、それが一種の区切りと言えます。
岩戸:その名の通り、岩で出来た扉のこと。「岩戸」といえば、アマテラスオオミカミが怒って中に籠ってしまった「天岩戸」が有名。


巨人と 賢者と 火星の叡知のものした世界

巨人と~:クトゥルフ神話のようにも思えますが、そうした内容の話に心当たりがありません。そういえば、ターザンの生みの親、SF作家エドガー・ライス・バローズには「火星シリーズ」というのがあって、その中に「火星の巨人ジョーグ」というのがあります。
叡知:深く物事の真理を知っていること。


骸を乗り越え死をうらやみ迷路を下りる 地軸は傾き刈り取られる子羊の群れ

骸:死体のこと。特に首のない死体を指すことが多いのだとか。地底へ向かうには相当険しい道を歩まねばならないようです。
迷路:迷いやすく、一度入ると抜け出せそうにない道のこと。普通なら迷路は「抜ける」というところだけど、地底へと進んでいるので「下りる」となっているのだと思われます。
地軸は傾き:地球は公転面の垂線より23.4度ほど傾いているので、季節があります。この地軸はまれに地震などによって傾くことがあるので、もしかしたら何らかの強いエネルギー(たとえば強力な兵器)で傾いてしまうかもしれません。ちなみに地球以外の惑星の、地軸の傾きで最も小さいのが水星の0度、最も大きいのが天王星の97.9度。
刈り取られる子羊の群れ:子羊は字面通りでなく、人間の比喩かもしれません。だとすれば、刈り取られるというのは、命のことかもしれません。


嵐と 地鳴りと 死の灰の止むことのない地上

嵐と~:東北地方で起きた地震のことを暗示しているかのようです。特に「地鳴り」と「死の灰」は地震と福島の原発を言っているような……気がしないこともありません。


文明の香りは栄光から泥土に落ちる 時空は消え去り聞こえるのは神の声だけ

泥土:水が混じってドロドロになった土のこと。「顔に泥を塗る」という表現があるように、ここでは栄光が失墜すること。


遥かな地底へ 新たな次元へ 果てなき試練へ 次なる頁へ

テーマ : 人間椅子
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ジャヴュ・ドッペル

Author:ジャヴュ・ドッペル
えらいとこ見られた
こりゃあもう 百年目 じゃと思いました

あと、このブログは敬称略ですので悪しからず。

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